わたしにとってベストな「家計管理」の方法って?

あなたの目標や夢を実現する「マネープラン」を考えたら、次はそれを実現できる「家計管理」の実践です!
「食費は安ければ安い方がいい!」
「まだまだ預金の金利も低いから、使わないお金は全て投資に!」
そんな偏った考え方や、無理な家計管理はストレスがたまる一方で、効果も薄いと言えます。

では、あなたにピッタリの家計管理の方法って?

自分に合った家計管理の方法を今回は考えていきましょう。

家計管理といえば家計簿?

「家計管理」と聞いて、皆さんが思い出すのは「家計簿」ではないでしょうか?
「家計簿って、ついつい挫折しちゃって…。」
「家計簿はつけているものの、家計は赤字のまま…。」
そんな方も多いかと思います。

そう、家計簿の最大の難点は「面倒くさいこと」!
更に、漠然と収入と支出をまとめているだけでは、家計が改善しないという悩みもよく伺います。

実は、家計簿をつけることより、家計管理には大切なポイントがあるんです。
順を追って見ていきましょう。

家計簿をつけるより大事なポイント① 支出を現状把握しよう!

家計簿をつけるより、大事なポイントひとつめは、「支出の現状を把握」することです。
そのために、まずは「我が家の支出」を把握してみましょう。
支出の確認は、レシートやクレジットの明細でOK!
ご家庭の支出を、
①「食費」
②「光熱水費・住宅費」
③「通信費」
④「車の費用・保険料・習い事・サブクスなど毎月固定でかかる費用」
⑤「娯楽費」
⑥「雑費・使途不明金」
のざっくり6つのグループに分けて集計してみましょう。

まずは支出の状況を大まかに知り、それを基に、それぞれのグループの「使ってもいい範囲」を把握することが目的なので、
細かすぎなくてOK!
グループ分けが難しい支出が出てきたら、⑥雑費・使途不明金のグループに入れれば大丈夫です。

家計簿をつけるより大事なポイント② 「使える予算」を設定しよう!

支出を把握したら、次はそれぞれのグループごとに「予算」を設定しましょう。
「予算」とは、すなわち「使ってもいい枠」。
その枠内で収まる範囲であれば、細かいことは気にせず、自由に使って大丈夫です。

ただし、既に「赤字」の方は、予算決めの見直しが必要!
私も様々な方法を試してきましたが、
①食費を削るのは、ストレスが多い割に効果は薄いです。
健康は最大の節約なので、無理にこちらを削るのは控えましょう。

②光熱水費、③通信費、④車の費用・保険料・習い事などの毎月固定でかかる費用
これらの固定費は見直すと節約効果が非常に高いにで、どう見直すか比較検討はじっくりと!

家計が赤字の方は、⑤娯楽費と、⑥雑費・使途不明金を、まずは現在の8割ほどで予算を設定してみることからオススメします。
それぞれのグループ予算を決めたら、来月からはその予算範囲で家計管理をスタートしてみましょう!

大切なのは、あなたにとって「ストレスなく続けられる家計管理」

今年こそ!と新年は誓うものの、家計管理がうまくいかない…
家計簿が面倒で続かない…
なんでもかんでも切り詰めて節約するのはストレス…
そんな方はとても多いかと思います。

日々、ファイナンシャルプランナーとして様々なご相談を伺う中で一番大切だと感じるのは、
その人にとって、「ストレスなく、気持ちよく続けられる家計管理」です。

家計の予算配分で最も大切なのは、そのご家庭によって「必要なもの」に多く割り振りをすること。
「未来の自分への投資を大切にしたいから、資格取得の費用は惜しみたくない。」
「家族で楽しむレジャー費は削りたくない。」
その人その人によって、「どの部分に、いくらお金を使いたいか」は変わってきます。

他人の家計はあくまで目安。
自分の場合は「どんな暮らしをしたい?」に向き合い、無理のない予算設定を大切にしてください。

あなたの暮らしの中で、「一番大切にしていることは?」をハッキリさせ、
家事・育児・さらに仕事…と、マルチタスクで忙しい女性にも、負担なく続けられる家計管理の仕組みを作ることが必要です。
仕組み作りに悩んだら、ぜひ相談してくださいね!